岸からレスキューしてもらう

さて、レスキューしてもらう立場になった場合を考えましょう。

あなたがカヤッカー・カヌーイストであれば1人きりで川にいるかもしれません。

また、ラフターであれば仲間も一緒にトラブルにあっている可能性があります。

いずれにせよ、岸からレスキューしてもらわなくてはならない場合、

セルフレスキューが出来ず、仲間の川の上でのレスキューも出来なかった場合ですから

危険度は増していますし、心細さもこの上ないと思います。

岸からレスキューするの項で考えた事柄をレスキュアーに伝えることが必要です。

カヤックをしていて沈脱して艇とパドルを流してしまった。

ラフトでホールにつかまって回されているうちに転覆して仲間も近くにいるはずだ。

川に突き出た枝に気がつくのが遅れて引っ掛かり自力では抜けられない。

足が岩の割れ目にはまって流れに押されて抜くことができないでいる。

状況はいろいろと違っても自分の置かれたトラブルを正確に伝えましょう。

さらにいつからその場にいるのか、仲間がいるのかいないのか、

仲間は下流にいるはずなのか、岸に上がって助けようとしてくれているのか、

何人いるのかもはっきりと伝えなくてはなりません。

もちろんわからないならわからないでいいんですよ。

さらに怪我をしている、感覚がない、寒くてたまらない、心細い、空腹だ、

誰かに連絡して欲しい等の自分の状況と要望を伝えましょう。

川の中に独りぽっちでいると早くレスキューしてほしいと願うあまり

レスキュアーに対して早くしろなどと怒る人もいますがここはひとつ落ち着いて。

あなたが勝手にはまった危険を解消してあげなくてはならない義務はないのですから。

レスキュアーが不慣れでなかなかはかどらない場合でも

自力で脱出できないならお行儀良く、心証良く、

助けてくれようとするだけでもありがたいと感謝の念を忘れずに。

もちろん、レスキュアーに話し掛けるのは構いません。

心細いのですから疲れない程度にドンドン話し掛けて気を紛らわせてください。

寒いならなにか暖かくできるようなものを要求してください。

痛いならどこがどのように痛いとはっきり伝えることで

救急隊などの準備も速く整えることができると思います。

必ずしも暖かくなるようなものがその場に届けられないかも知れませんが・・・

では次に手順について考えてみましょう。